2013
3.7

R.I.P FMX EIGO SATO

彼とそれほど接点があった訳では無いし
それほど話した覚えも無い。
RedBullのイベントで数回あって少し話した程度の仲だったが、
Freestyle Motocross 世界TOPアスリートの佐藤英吾をここに尊敬し、
これからの僕の一つの糧にさせてもらおうと思う。
599147_615909748435882_753762695_n.jpg
世界には色々なアスリートがいる。
当然、アスリートは体を痛めつけて練習しなければならない。
怪我とは常に隣り合わせに生きていかなければならない。
世界のTOPアスリートでアスリート人生で怪我をしなかったと言う方が奇跡。
皆そうやって命を掛けてPLAYしている。
ジャンルによって勿論危険度は異なるが、
佐藤英吾がやっていたこのFMXはF1などと同等の危険度MAXと言える。
わかり易く言えばジャンプ台でビッグエアーをしながら
人間が回転したり、縦回転(バックフリップ)、バイクと人間が一瞬離れる、など
様々なトリックが存在する。
飛ぶ飛距離は50mを軽く越えると思う。高さは10m以上なのかな。(詳しくはわからないが)
とにかく普通の人間ではやろうともしない様な競技である。
601510_517680424949209_29671989_n.jpg
命が幾つあっても足りない、と良く言うが正にその通り。
そんな危険な競技を日本代表として今まで活躍して来た彼のお陰で、
今年遂に世界大会が日本で開催される事が決定した。
6/1にアジア初上陸する、『RedBull X-FIGHTERS』!
世界のTOP RIDERが大阪に集結し大阪城をバックにバイクでぶっ飛ぶ。
なんとも想像がつかない程のスケール。
初の日本開催に日本のアイコンとしてRedBullアスリートの佐藤英吾が選ばれた。
僕もRedBull Circle Of Balanceの時に経験しているがこの大役は半端ない。
雑誌取材、TV出演、ラジオ出演、イベントSHOWなど凄い数のプロモーションを行う。
勿論、凄く凄く忙しくはなるが、これ以上の幸せはなかった。
佐藤英吾もきっと同じ気持ちだったんだろうと思う。
そんな幸せの絶頂期に、
2/28の夜、練習中にバックフリップの回転不足で頭部から落下。
その後病院で死亡が確認された。
世界戦まで残り3ヶ月だった。
まさかの悲しい結果となってしまった。
でも僕は同じアスリートとして誇りに思う。
この危険な競技FMXをここまでやってきた度胸、
常にシーン向上に動いて来た熱い心、
皆が愛した人間性、
そして6/1 RedBull X-FIGHTERSは彼の為に必ず成功させると動いている。
彼の魂は必ずそこに現れ飛ぶだろうと。
734428_485619601504760_225375254_n.jpg
ありがとう佐藤英吾!
佐藤英吾安らかに.....

CATEGORY: