YOHEIUCHINO.COM

またまた長い間BLOG更新出来ずでした
海外で自分に初めての出来事が起こりました
とんでもないよ
バルセロナ！
書きます。
前のBLOGは僕は7日の最終日で次の日空港へ向かう予定でで
そして努が心配って言うBLOGでしたが、、、
次の日の帰国当日、HOTELから空港までタクシーで向かおうとしたら
ジェシー(USA)が『お金もったいないから電車で行った方がいい。』

彼がジェシー君。LAの根っからのヒップホッパーです
電車で3euro
タクシーで40euro
確かにね、、
ってことで
ジェシー(帰国はこの日の午後)、努(帰国迄1週間)、自分で駅に向かい
空港までの行き方をジェシーに聞き
熱き別れを告げ向かいました
まずカタルーニャと言う駅から隣のバルセロナサンツと言う駅まで行き
乗り換えでバルセロナ空港行きに乗る簡単な電車。
僕はバルセロナサンツに着き、トイレ行った時の事です
自転車、キャリーバッグ、は流石に中には持って入れないので
貴重品が全て入っているバッグだけ持って
自転車とキャリーが心配だったので急ぎめにおしっこをしました
自分の足下に荷物を置いていたのですが
おしっこをするほんの10秒、いや5秒ぐらいかも
足下から荷物が消えました
でも自分の頭の中は外の自転車とキャリーの事だけだったので
気づかず、そのまま外へ。
入り口には自転車とキャリーバッグがあってホッとして駅のホームへ。
『ん？』
『肩が軽い？』
『あれ？』
もうその瞬間って言ったら
言葉では表現出来ないほどの
想像を絶する
超絶な
『チーーーーーーーーーーーーーーーーーン(ー.ー)』
トイレに急いで戻ったけどもちろん無く
っていうか
出るときに気づいていない時点で
初めて気づきました
『やられたの？俺？』
『うそーん』
その貴重品バッグの中身
1.現金約1000euro(約11万円)
2.日本円現金3万円
3.日本の財布(カード、免許証、保険証)
4.パソコン(MAC)
5.一眼カメラ(CASIO)
6.コンパクトカメラ(CASIO)
7.サングラス(MARC)
8.I-POD,BOSEのヘッドホン
そして勿論
9.パスポート
総額は軽く60万程。
『うそーん』
落ち込む前にまずは日本へ電話し(奇跡的に携帯はポケットに)
そしてポケットには100euroだけあり
チケットを変えてもらう為に空港へ
カウンターで外人のお姉さんが
『んー無理。ごめんね。次の方〜』
ノリ軽っ。
でもそれどころじゃなくパスポートが無いので大使館へ行かなければ！
大使館へ行くとそこには日本人の方が沢山いて少しホットしましたが
『あーパスポートないの？』
『じゃあこれ書いてくれる。』
スタスタスタっと向こうへ
慣れている。
ここも軽っ。
『これって大事ではないんですか？』
と聞くと
『何言ってるんですか！パスポートは無くす事は大事ですよ(怒)！！』
『ですよね？』
正直、バルセロナの日本大使館は感覚が外人になっていました。
でもその日も日本人の盗難被害が5件。
半端なく治安が悪い国なんだなと改めて思いました
時既に遅しでしたが
僕は昔からこういうケースでの立ち直りがものすごく早く
『無くなったものはしょうがない。死ぬ訳じゃないし』
半日で手続きを完了させ
日本への帰国チケットは1週間後になり
再び努のもとへ
ただいま。
ジェシーはもう空港へ向かっていて
努の顔は少し悲しげな感じ
でもどこか嬉しそうな感じもあったのをすごく覚えている。
『まぁしょうがない。日本での仕事もキャンセルしたし
せっかくだから遊ぶか〜！』
って事で
まずはビールで乾杯！
そして荷物を置きに一度HOTELへ
するとそこにも信じられない人が、、、、、
ジェシーCOME BACK

僕はまさか同じかと思い
『Why?』
と聞くと
彼は悲しげに一言
『Too late!!』
ただの遅刻かいっ。
そして奇跡の再会をしたのが
World Cupの決勝戦。オランダVSスペインを2日前。
ジェシーも改めてとったチケットが3日後との事で問題が一つ。
皆の所持金が全然ない。
迷いに迷った僕たちがスペインで食い繋げたのは
唯一残ったBMXのお陰。
バルセロナは観光のメッカで
街のメインストリートでパフォーマンスすると
なんと集まる観光客は100人超え
そして一人日本円で約3000円程のお金をゲット！！
何かこういうのTVでよくやってるな〜と思いながら
それで生きていました。
そしてWorld Cup決勝戦を現地で奇跡的にみれるこの3人！
テンションはMAXです。

スペインの国旗をゲットで便乗。

努も〜！

ジェシーはあまりサッカーに興味なく女の子をナンパしてました(笑)
そしてスペイン優勝の瞬間に街は

メチャクチャ〜
建物の上に住んでいる人は皆バケツで水をばらまく。
町中がプールみたいにみんなビチャビチャで、
ブブゼラは朝まで鳴り止む事は無く
最高の夜を過ごせました
が、
まだ不幸は終わらんぜよー！
HOTELの前に止めておいたBMXまでもが鍵を切られ3台とも盗難！
3人ともパニック。
とにかく歩いていると海辺でBMX2台に乗っている親子を発見
それはまさかの僕以外の2台でした
彼らはそれを黒人から買ったと言っていましたが
僕の自転車は知らないと、、、
引いてはイケナイ3分の1の確率！
これで確実に全て失いました
着いたばかりのあの頃が懐かしい〜
光ちゃんの顔が頭をよぎりました

あの頃は楽しかった、、、
次の日そしてジェシーはあっさり帰って行き、
BMXが無い僕はSHOWも出来ず
一日の食料は100円のパンと水に、、、。
久しぶりに涙が出てきそうになりましたが
そこも何とか気持ちを笑いに切り替えて
最後の夜まで気合いで生きれました
そして最後の夜は努と色んな話をしなけなしの金でビールを買い
HOTELに戻りました。
が、、、、、
また再び不幸が
HOTELの下で2人組の売春の女に声を掛けられ
僕に話しかけてきたのは黒人のおばちゃんで、
努に話かけたのは明らかに20代の女性、
努は英語が全く喋れないので始めは逆ナンと勘違いしていましたが、
『努こいつら危ないからHOTEL戻るよ！』って言うと
酔っぱらいの努は『話すだけなんで大丈夫っす。』と、、楽しそうに。
『じゃあ先に部屋戻っておくね』といい
部屋に戻りました。
約1時間後ぐらいだったかな彼は戻ってきて
『やられました』
え？
『全財産とI-PHONEすられました』
まじで？
なんだこの国？
めちゃめちゃ！
残りの金は？
『5euroっす』
僕も5euroだったので貸す事は出来ず
次の日、努を心配しつつ、不安すぎましたが
帰国しました。
彼は帰国まで残り3日ありました。
そして明日の朝9時に成田着で帰ってきます。
明日はUNDER-23のコンテストが代々木公園であり、ジャッジで行くのですが
彼がその大会に昼過ぎには来る予定なので現れる事だけを祈ります。
もし来なかったら？
考えないでおこう。
今回の旅で改めて学んだ事は、
1.日本は素晴らしい
2.今後必ず保険に入る
3.海外では出来る限り現地の奴と一緒に行動する
そして
4.大会が終わったらさっさと帰る
です。
今回の件で、
信じられないスピードで新しいBMXを用意してくれたSPACE ARK
パーツ提供してくれたARES BYKES
そしてチケットの手配などすべてしてくれたNinNinHouse
本当にありがとうございました
心配かけた皆様も
すみませんでした
、
、
、
今回の被害総額 ー 100万円
World Cupが本国で見れた価値 ー プライスレス
スペインのビーチ ー トップレス
、
、
(^.^!!)
明日帰ってこい努！！
では